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トレーニングボード
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私が大学に入って間もない頃に、この制作者でもある御木本澄子先生が
とあるホールで講演会をなさった時に紹介していたものです。
説明書や、細かくわかりやすい練習方法がきちんと付属されています。
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レッスンの際、生徒の方に『なにこれ!』と珍しがられ、
とても興味を持っていただいたので、こちらでも
ご紹介させていただこうと思います。
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ピアノを弾く上で、どうしても他の指がつられて
思うように動かないという悩みは
たくさんの方が持っていると思います。
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なかなか難しいけれども大切なこと。
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各指の独立をめざし、その時にきちんと脱力が出来ているか。
それを確認しながら訓練出来るものです。
個人的にはとても画期的なものだと思っています。
留学生活で特に私はとても役に立ちました。
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講演では、粒のそろった音を出すために、指にかける重さを
グラム単位で揃えるという、なんとも数学的な
説明をしてくださいました。
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テクニックも講演会の説明も、私にとっては
未知の世界のような感覚でしたが、
なんだか自分も弾けるようになるのでは!?と
思ってしまったのでした(笑)
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実際に御木本先生の生徒の方も壇上に登場し、
手を量りに乗せて、各指を1本ずつ
打鍵するように動かしていったのですが、
指を変えても量りの重さが変わらない!
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しかも、小さな子から学生さんまで、
御木本先生の門下生はみんな指が達者に動くこと!
リストの超絶技巧をさらりと弾いてのける方ばかりです。
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『量りの重さが変わらないように打鍵する』
これってとても難しいことなんです。
無理にグラムを気にしていると、腕などに
力が入ってしまい、脱力出来ていない状態に
なってしまう。
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脱力した状態で、どんなに打鍵する指を変えても
重さが一定の状態。
それが無駄な力みがなく、弾く時に一番楽な形です。
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私も学生時代にレッスンで 『力まないように』と言われてはいましたが、
いまいちピンときませんでした。
けれども、講演を通して脱力の大切さと難しさを
改めて実感したのでした。
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『徒然なるままに』の中でもこの訓練や脱力について
お話しましたが、このトレーニングボードでなくてはいけないと
いうことではありません。
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生活の中の身近なもので、いくらでも代用することは出来ます。
鉛筆など、比較的高さのない物を跨ぐことからはじめ、
消しゴム、マジックなどだんだん高さのあるものに
変えていくのも一つのアイディアです。
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要は、ピアノを弾く時に、いかに
脱力や打鍵を意識するかということですね。
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ピアノって、本当に頭を使うものだなぁと思いました。
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なかなか思うように動かないなとお悩みの方は、
自分の腕や手の状態を改めて見直してみると
新たな発見があるかもしれません。
・すでに廃盤となっているそうで、もしかしたら
なくなっているかもしれませんが、いくつか
リンクを載せておきます。
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この色分けに何か違いがあるのかはちょっとわかりませんが、
中身は同じだと思います。
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