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ペダルを使う意味

久々の更新になってしまいました。

今回はピアノを弾く際、必ずと言っていいほど

使用することの多いペダルについてです。

みなさんは何のためにペダルを

踏むのか、なぜこの場所・このタイミングなのか

考えたことはあるでしょうか?

『音をのばすため』

この答えは△です。

確かに構造上、ペダルを踏むことで

鍵盤から手を放してもダンパーが下りないため、

音は減衰しながらですがのび続けます。

しかし、作曲家の方々は単に

音をのばしてほしいから楽譜に記載しているわけでは

ありません。

音符も強弱記号もペダル記号も、

音楽を作るために必要だからこそ

書かれたものなのです。

作曲家の想い・言葉・音楽を、明確にわかりやすく

したものが音符であり、強弱記号であり、ぺダル記号なのです。

『記載しているから弾く』のと、

『音楽を作るために弾く』のは

似ているようで全く聴こえ方は変わります。

楽譜に記載された通りにペダルを踏んでも

綺麗に響かないと思ったことはないでしょうか?

ペダル記号と音を縦線でつなぎ、

『ここで踏むんだ!』と思ってやってみても、

なぜか前の音が引っ張られて濁った和音に

なってしまったり。

こんなことは結構ありがちです。

ピアノを弾くことに慣れてくると、無意識に

ペダルを踏んだり、なんとなく踏んでしまっている

ことがあると思いますが、ペダルは簡単そうで、

実際はかなり使いこなすのが難しいのではないかと

私は思っています。

言葉で表現するのは難しいですが、ペダル記号前後の

音の配列や流れによって、微妙にぺダリングを

変えてプロは演奏しています。

音を弾く前に、事前に踏んだ状態にしておく方法。

音を弾いてから、響きを確認しながらペダルを

踏む方法。

一小節分ペダルを踏む指示のところを

完全にはペダルを上げずに、小刻みに

踏んで、無駄にワンワン響くのを防ぎ

音の濁りを解消する方法。

『ペダルを踏む』と一言で言っても

実にさまざまな方法を駆使して

音を奏でているのです。

このように使い方は様々ですが、

それぞれの方法で共通していることは

『音の響きを聴く』ということです。

響いている音を聴き、吟味し、

それに最適だと自分が感じる

ペダリングをして音の響きを

作り上げていく。

これを少しでも意識して弾いていくと

音の濁りが解消され、響きが

格段に良くなると思います。

なんとなく弾いて、なんとなくペダルを

使っていれば、『それらしく』聴こえたり

しますが、それでは綺麗な響きは得られません。

是非みなさんには

音を吟味して響きを感じながら

奏でていただきたいなと思います。

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